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April 28, 2005

バーテンダー 2巻 5月2日発売

somurie
bar2「バーテンダー」2巻目が5月2日に発売。1巻よりだいぶ多めに印刷したようなので書店でも手に入りやすいでしょう。ちなみに「ソムリエ」のリミックス版も発売中。こっちはコンビニで売ってるのかな。読み比べのために同時購入をどうぞ! ……って、宣伝かよ。そうです!!

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April 25, 2005

洛陽の紙価を高む……かな?

hanniフジテレビの乗っ取り騒動の最中、友達が「面白い本があるよ」と勧めてくれたのがコレ。大金背負ってマスコミに乗り込んできた革命児がどのように現れ消えていくかよくわかる。今回のフジテレビの件はただの利ざや稼ぎだから、比較にもならぬのかもしれないが。まさにマスコミそのものであった大宅壮一がハンニと組んだ世渡り、ハンニ没落後の処世がいかにもマスコミ的なのも笑った。マスコミの反権力なんてその程度。所詮は羽織ごろだもんね。給料ばかり高くて志はそんなもんよ――と乗っ取り屋さんたちは思ってるだろうこと、時代が移っても同じだな。うむ。確かに違っちゃいねえ部分もあるんだけどねぇ。……そうなんだけどちょっと違う、と歯切れが悪い(笑)。

「洛陽の紙価を高む」ってのは写本のために紙の値段があがったわけで、TEXTにオリジナルを主張できた時代のファンタジー。マスコミがただの大量消費じゃなくて大量複写の時代になると、その意味じだいが変わるのはしょうがないのかもしれないネ。でも出来たら……「古本のバッタ屋で買わないでね」「コミック喫茶で読まないでね」と、お願いしつつ「バーテンダー第2巻」が5月2日に発売。「ソムリエ」のリミックスもまたまた発売中。「……紙価を高む」とは望まぬが、せめてパルプの無駄遣いと言われないといいな。

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April 23, 2005

楽器としての声とイヤースピーカ

こんにちわMOさん。「イヤースピーカーで落語を聴く人に出会ったのは初めて」と言われちゃったけど(笑)。イヤースピーカで聴いて面白いのは落語だけじゃございませんぞ。ついでですので、そんな噺を一席――。

明治の初め、日本から欧州へたくさんのサーカス一座が海を渡って興行をおこなった。一番有名なのはなんてったって川上貞奴の一座。芸者スタイルが当時のファッション誌にまでとりあげられ、にわかに盛り上げる日本ブーム。ところがこんな中で「オーマイガー!」と思いっきり顔をしかめられた出し物があって、これが日本の音曲。たぶん浄瑠璃とか義大夫とか浪曲・新内とかだろう(と、書きながらその違いすらよくわからんが)。「鳥の首を絞めたような奇声」と恐れられた。と、これは有名なお話。

で、イヤースピーカで聴いてみました岡本文弥の新内。いいですねぇ。忘れていたアジアンスピリッツというべきか。そりゃ確かに奇声に聞こえて耳になじまぬが、なぜか懐かしく温かい。特に最初に「ヨッツ」と小さな声で三味線の調子をとる声がいい。オーディオファンはぜひお試しを。しかし「新内ってこういうものであったかぁ」と驚いた後で元ちとせを聴くと、なんのことはない。ルーツは同じではなかろうか。次に試したいのはモンゴルのホーミーとか中近東の弾き語り。なんといっても声こそ最高の楽器であると気づいたね。

で、話は落語にもどる。「お直し」とか「文七元結」とか、誰が聞いても「理屈にあわねぇ話」がある。これが漫画ならキャラがめちゃくちゃで、行動の理由が説明できないと必ず言われるはずだ。その通りだ。どう説明しても今の人間には合理的ではないのだ(逆に言えば話が生まれた江戸・明治ころなら聴き手も説明抜きで納得したのか。「お直し」でいうなら「……米びつで蜘蛛が軽業してる」ビンボー人が普通にいたという時代の背景がある)。

「お直し」はどんな噺か。今風に説明すると。かつて超売れっ子の高級風俗嬢が歳をとって人気がかげり、店の黒服とできちゃった。コレが御法度なのはいつの時代も同じ。ところが粋な店主の計らいで2人は結婚。共に店の裏方で働くこととなる。そのうち金もたまってやれやれというころに男が博打や女に手をだして借金の山。さてどうするとなって、男が女に頼むのである。「俺がポン引きやるからお前が立ちん坊やってくれ」。ま、今でもよくありそうな話ではあるがネ。この話、ここで女の気持ちを動かすだけの「合理的な説明」がないとドラマがなりたたぬ。と、今の人なら思う。女がダメンズウオーカーなのか、男の情にほだされたか、そりゃなんでもいいのだが。(ちなみに息子の志ん朝の「お直し」ではとても律儀に説明をしようとするのだが、それが徒で、志ん生に及ばない)

志ん生はどうしたか――。
このとき、志ん生はこんなひとことでポンと女の気持をひっくり返す。
「いやだねぇそんなこと……」
と、志ん生のあのダミ声がため息まじりにシミジミつぶやくのだよ。この声なのである。この声をひとこと聞くためだけに「ひぇ~、そんな高いヘッドホンあるのかよ!」と無理してSTAXの4040を買った価値があったね。
噺の方はというと、この後は一気呵成、腹をくくった女の方がイニシアティブをとるから、女房に体を売らせるという悲惨な噺が明るくなるのだ。

楽器には、その楽器の音が鳴っているというだけで聴き手を納得させてしまう力があるのかもしれぬ。
そう考えるなら、声こそもっとも説得力のある楽器なのかも知れぬ……とSTAXで落語を聞きと思えますんで、
私と同様、「そりゃ高ぇや」と思ってるアナタ。思い切って買っちまいましょう。

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April 16, 2005

またまたヘッドホン

staxスタッグスのイヤースピーカーを結局は買ってしまう。今のところ違いはよく分からんけど、本当は志ん生を聞くのにたいした違いなど必要はない。桂三木助の声はよくなったような気が(笑)。夏、パッドの中が蒸れないか心配だけどネ。やや大袈裟な箱(アンプ)だが、真空管が可愛らしい。薄紙を振動させて音を出すと頭じゃ分かっていても、メッシュの向こうが透けて見えるのはなんとも不思議。

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April 08, 2005

青山墓地の桜

sakura桜の木の下には死体……って。そりゃ青山墓地ならもっともなお話。青山一丁目あたりの公園では夜間照明まで準備して花見の用意。夜桜見物は寒そうだけど、実は10年ほど前までは毎年のように気合いを入れて花見をやってた。

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STAXのイヤースピーカー

turec探していたテューレックのゴルトベルクと平均律クラヴィーアを見つけたら、本当にヘッドホンがまた欲しくなってきた。今どき「オーディオファン」というのもやや死語のような気がするが、誰かいないか音楽そのものより、システムの方が好きというヤツ。教えてくれ! STAXのヘッドホン(イヤースピーカーと言うようだが)SRS3030というヤツを買うつもりではたと迷ったのだ。いっそSRS4040というヤツを買ってしまったほうがよいのかどうか……。アンプ部分が真空管というのがとても心ひかれるんだけど。

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April 05, 2005

アブサン

abusan_2某バーで、ホンモノのアブサンを飲んで以来、ちょっとはまってます。これは確かに生まれて初めて飲んだ。舌の微妙なしびれ方といい、怪しさ満々。あっつ! 酒好きじゃないと、この「ホンモノのアブサン」という意味がわかりずらいだろうけどね。写真は我が家にあったヴェルサント・ラ・ブランシュを冷水で割ったもの。アブサンが緑色ではない時代の物の復刻版。ホンモノもやはり白でした。

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April 02, 2005

落語の量質転換

rakugo2Ipodのおかげで何十年ぶりかのマイ・落語ブーム。CDを「大人買い」でガンガン買いまくって、極めつきがコレ。量・質の転換法則というのがあって、ある質には一定範囲量が決まっている。その量の範囲を超えると、質の変化が起こるというヤツだね。で、このCDブックだ。CD50枚分、260名、270席を1枚のCDに納めているので普通で聞けないような比較が出来る。例えば枝雀の声は3世・桂三木助と似てねぇかとか。「♪芸のためなら女房も泣かす~」の、伝説だけりで噺は聞いたことのない初代(実際は2代)春団次の声は意外に無頼じゃないとか。大昔に取材したことのある馬生師匠(池波志乃のお父さんネ)の声は、高座でもとっても艶っぽいとか……。嗚呼それなのに、肝心のIpod miniがなぜか急にパソコンに認識されなくなってIpodに落とせない。本日は銀座から赤坂、青山を抜け渋谷まで歩いてせっかくかこのCDブックを買いにいったのに……。ちなみに渋谷MHVとかじゃそもそも落語のCDなんかないようで、ついでだからロザリン・テューレックのゴルトベルクを探す。「ええと、この夏にだな、死んじまった婆さんのピアニストで有名なバッハの研究家なんだけど……」と聞いたら「バッハはあっち」って。そのくれぇは分かってンだよ。amazonでも売り切れで探せないからどこかにないかきいてんだけど。訳のわけらねぇオヤジで悪かったね。

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