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March 29, 2005

「長」勘違い?

rakugo落語の「寝床」はご存じか。素人の義大夫好きのオヤジさんに長屋の店子から店の者まで振りまわされるというよく知られた落語だ。この最後のオチが丁稚が「そこはオイラの寝床……」という所で終わる。(ちなみに、なんで志ん生がすごいかというと、この下げがないのである! 最後のオチが「ドイツへいっちまった……」って、オチてないぜ)私、この下げの意味を、「耳の聞こえないババアさえぶったおす驚異の声」で寝床そのものが「悪るくなってしまう」と子供の頃からずっと思っていた。この「悪くなる」という意味だが、例えば、声が染み込んで「恐ろしい状態、例えば糠味噌腐り状態になってもう寝床としては使えなくなる」とず~と思っていたのだ。それが平岡正明(おお! なんと懐かしい名前だ!)の「大落語」を読んで、丁稚は休みもなく、他のみんなは眠りこけているが、自分の寝床は占領されているためにどんなに疲れていても眠れないという意味だと初めて知った。「ホントかよ」とちょうどあった枝雀の口述筆記で確認して(こちらはいっそう細かく演じている)この噺はそういう流れで落としていると初めて知った。いやぁ~、「長」生きはするもんだねぇご隠居。こんなに「長い」勘違いはありませんぜ。若いネーチャンならこれ、まさに「チョー勘違い」!? と、チョーと長をかけて、これが文章でもオチになる。が……。しかしだよ……。場面をこまかく考えて検討すると、この「床」はいったい店のどこなのかと疑問が湧く。だって店の連中から長屋の連中までゴロゴロ勝手に寝てるわけだから、丁稚だってそのへんに転がって寝入っても不思議はないはずだ。そう考えると私の「自分のせっかくの寝床が糠味噌腐り状態になっちまう」という説もあながち間違ってないような。「大落語」、久しぶりに平岡正明のJAZZYな文章が美味しい! といいたくて長っちりになったようで……。

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March 25, 2005

イヤホンが止まらない

ear2インナーイヤホンをIpod付属のものから遮音式(というのか、ようは耳の奧まで突っ込んで外の音が聞こえない)タイプにしたら、散歩の時にも使いたくなって、今度はSONYの耳かけ、かつ挿入タイプを購入。これだとER6iほど遮音しないが、散歩の時はかえって便利。音質はやや軽やかというべきか浮ついているというべきか。これはこれでエエ音だとは思う。と、そう思って見てみれば、都会は耳にイヤホンかけた者ばかりだな。

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March 23, 2005

ipodの経済波及効果

earphonipodはまったく金食い虫である。デスクトップのHDに余裕がないので「ええ~い、ついでだ!」とまず買ったのがDELLのinspiror6000。ついでのついでにTVチューナーもくっつける。なにせDOSの頃からパソコンをいじってきたオジサンとしては「この性能でこの値段!」と、何を見ても安く思えるのは年寄りの幸福。Ipodの方はというと、シャッフルの値段と同じくらいもしたインナーイヤホンを買う。本日、ただ今到着。試したところでは遮音性は非常に高い。多分これでワンコの散歩に行ったらちょっと怖いだろう。音の比較はよく分からんがピアノの音質が柔らかく深みが増し、チェロは地底の底から沸き上がってくる気がする。いやぁ、こうなると何十年ぶりかにオーディオを再構築しようというオヤジもきっと出てくるはず。チューインガムサイズのオモチャのようなプレーヤーがもたらした経済波及効果、意外に大きいやもしれぬ。弁当箱みてぇなMACも欲しくなるもんなぁ。

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March 20, 2005

青山通りの「お直し」

ipod初めて「ウォークマン」が登場したときの驚きを説明するのは今となってはやや難しい。驚きであり感動だった。ipodにはこの時の感動に近い物がある。銀座のアップルストアの悪口は書いたが、実はIpodには手もなくヤラれ、シャッフルを買って、しばらくしてすぐにminiの6GBも買ってしまったのだ。(しかし4GBの後にこんなに早く6GBが出るのはやっぱりなんらかのバグ? と勘ぐるヤツはおらんのかネ)。いずれシャッフルは軽くいいのだが、ピアノソナタの後で、突然に志ん生が「え~」とだみ声を上げると、分かっていてもついビックリする。それでminiも買ったわけだが、ブランド屋並ぶ青山通り、お若いアベックながめつつ頭蓋骨の中で「お直し」を聞くって、なかなかシュールな体験。さ~て、あとは高級バージョンの遮音形イヤホンを手に入れてみるかね。ところで「お直し」って何だって? 聞いてみりゃ分かります。ついでに志ん生の「寝床」と志ん朝の「寝床」を続けて聞いて、天才をオヤジに持つと苦労するなと、改めて実感。

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March 15, 2005

悪趣味ギリギリ

jyuban2jyuban1和物の基本は「裏勝りの美学」と決まっていて、これもイヤミと言えばイヤミなお話。元禄や文化文政期の奢侈禁止令に表向き従って、表は同じ絹でもあえて木綿に見える結城を着るようなものだ。裏にこそ金をかけたといわれるが、な~に、表だろうが裏だろうが、ブランド品で身を飾ってるなんてぇのは貧乏人の証拠。金持ちならブランド品屋そのもの買い取ってしまって、自分はあえての貧乏スタイルというのはいつの時代でも同じこと。で、写真の2点。実は長襦袢生地である。画題がひとつは「四十八手」もうひとつが「百美人」。この手のややアブナイ遊び絵は実は魔除けといわれていて羽裏によくある。が、な~にこれだって、表にも裏にも金をかけられない貧乏人の精一杯の見栄。ただの悪趣味と言われりゃそれまでだけど、本人は「悪趣味ギリギリ」と思っている。」四十八手」といっても、パターンの繰り返しで十六手くらいしかないし(笑)。ちなみに写真はどれも、クリックすると少し大きくなりますんでおひまな方は数えてネ。……と、ここまで書いてアップしてあらためて写真をクリックしたら、「四十八手」文様。ちゃんと48個あるかもしれないと気づいた。百美人も百あるか数えてみなくちゃ! ね。どう転んだって洋服じゃぁこういうお遊びは出来ませんぜ。某放送局グループも高いTシャツ着た乗っ取りグループのニーちゃんと理念で戦うなら、ここは羽織袴でしょ。だめだよなぁ社長のスーツ、どうみても安物だもん。

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March 13, 2005

あちゃ!

ホームページのアドレス変更をする予定が(CATV→光へ)……。移転先アドレスを旧ホームページにアップする前にFTTPが使えなくなってしまった。ある日、突然HPが無くなってメールも届かなくなったら、気ぃ悪くするよな。というわけで、実はここに載せてもしょうがないのですが……。新しいHPは以下の通り。
http://homepage2.nifty.com/guriguri-house/
今のところコンテンツを移動してないので、このBlogにしかリンクしてないんだけどね。サラリーマンになったら300回はクビになってるだろうなと、いつもため息をつく事務能力のなさを思い知らされた日曜日。春の雪ですなぁ。

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March 12, 2005

焼酎ブーム?

zoku世間は焼酎ブームだそうで、確かに付き合いで飲むことも多くなった。実は焼酎のマイブームは4、5年前に終わっているのだが(例えば、伊佐美、森伊蔵、魔王もいまほど珍重はされていなかった。森伊蔵はともかく、他の2本はネットでも定価で買えた)。それが、ここに来て新顔が登場。見つけたら試してね、とお薦めしたいのがこの「族」。ストレートを直燗で飲むと、アフターテイスティングに焼き芋の濃厚な香りが立つ。アルコール度数もやや高く設定してあるので、コクも強い。ただしお湯割りはどんな味になるのかは知らない。(私、基本的には直燗なのデス)。まとめて買ったけど、う~む、また酒瓶が増えるのがかなわん。

イクチオサウルスさん、こんにちわ~。
>今回のバーテンダー、中々荒れ模様でしたね。
「当たってるときには動かない」というのがギャンブルの法則なのは知ってるんですけどね。
私、すぐ飽きるんだなぁ~。

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March 05, 2005

MACユーザーは大人しい羊か

ipoddolfyfal予定より早く銀座に着いたのでアップルストアへ。だ~めだMAC!かつて私の友人、「MACは消える」と言われた頃、「パソコンが文化であった最後の証に買う!」と大枚はたいたものだ。ちなみに私は国際事務機器社(IBM)のおよそブンカ的でない道具を使っていたから、この友人の心意気には感動した。しか~しである。ブンカも結構。オシャレ(なのかあれ?)な店舗も結構だが、レジ前に客をズラズラ行列させてスタッフが平気でいられる神経と諄々として並ぶ大人しいMACユーザーに愕然。オジサン、イライラして目が険悪になる。あと5分待たせたら「おい!そこのネーチャン!」と思わずMACらしくない怒鳴り声あげちゃうところだぜ。今どき場末のスーパーでもレジ前のシュミレーションはするはず。不便だけどブンカだからいいのかMAC。私はただ安いから買ったぞIpodシャッフル。MACユーザーは「だ~めだこんなフリーズするマシン」と言わなかったから結局MACそのものをダメにしたのではあるまいか。「サービスとは相手の魂を振るわせることである」をテーマにしたいオジサンとしては(連載中の「バーテンダー」のテーマはこれである)、ぶりぶりと腹を立てる。その後、毎度の「FAL」と「Dolfy」へ。「Dolfy」、リンゴをくりぬいたカルバドス。「こりゃ、オネーサン喜ぶね」と言ったけど、喜ぶのはオジサンばかりだとか。「FAL」は毎度の古いリキュール。う~むオイシイ。

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March 03, 2005

エレーヌ・グリモー

gri2gri1世の中にぁ平穏に人生を全うできないほどの才能ってもんがある。不吉なほどの美人ってのもいる。(「ダイヤルMを回せ」のグレースケリーなんかコレですな)。で、この2つが合わさると、どうなるかというのが「狼と暮らす美人ピアニスト」のエレーヌ・グリモー。クラシックにそれほど興味はない私でも知ってるくらいだから、結構有名な話なのかもしれない。ピアノの腕前の善し悪しは分からぬが、本の方はなかなか刺激的。それにしても……。平凡なブサイクというのはある種、平和の象徴みたいなものですな。

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March 01, 2005

せっかくの鮨・水谷だが……

200502282142.jpg黄昏時というか、まさに逢魔ケ時の銀座。いやぁ銀座の一番いい時間ですなぁ。髪の毛アップの気合いの入ったオネーサンとすれ違いながら、銀座「鮨 水谷」へ。「風邪ひいてるから酒は飲まぬ」と言っておきながら、ツマミをみればやっぱりお茶ではマヌケ。ぬる燗「一杯だけ」が、結局1本くらいは飲んでしまう。しかし、評判の鮪は風邪のおかげでな~んの香りもしませんでした。そのあと「テンダー」「BAR R」と回って最後は毎度の「FAL」。ここで古いアイリッシュ・ミスト。酒も骨董ものに限りますなぁ。おかげで風邪、グズグズ。早めに切り上げてアップルストアでシャッフルを買うつもりだったが、どうせ品切れかね。

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